トラウマケア専門
札幌カウンセリングルーム
「窓をあける」
札幌カウンセリングルーム「窓をあける」のホームページにおこしいただき、ありがとうございます。「窓をあける」は、公認心理師・臨床心理士により、札幌市内と広域を対象としたオンラインの両方でカウンセリングをご提供しています。
わたしたちは、つらい体験をしたあとにも、自然とその体験を消化して回復しようとする力がもともとそなわっています。しかし、そのショックが大きすぎるとき、自然な回復がなかなか進まず、いろいろな不調をおこしてしまうことがあります。
また、子供のころからたいへんな環境の中でがんばって適応してこられたかたでは、「仕事もプライベートも、おおきな問題があるわけではないけれど、なんだか疲れてしまう、生きにくい。」と感じることもあるのではないでしょうか。
これらは、〝ショックが大きすぎてうまく消化できなかった過去の出来事の影響”=「トラウマ反応」と考えられています。
事故や災害などの大きな出来事のほか、ハラスメントやいじめの経験、人前でなにか失敗してしまった体験、子供のころにいわれた他者からのなにげないひと言なども、時にトラウマ反応と結びつくことがあります。
そして、このような反応が、わたしたちが新しいことにチャレンジしたり、人との付き合いをひろげていくことを、しばしば邪魔していることがあるのです。
カウンセリングルーム「窓をあける」は、公認心理師・臨床心理士が、トラウマ記憶のフラッシュバックや、「不安・緊張・怒り・固まる」といった心身の反応をやわらげていく身体志向の心理療法をご提供しております。
まずは、今起こっているつらい反応をやわらげ、対処法を身につけながら、過去のできごとの影響を解消していきませんか。
「生きにくさの感覚」を解消し、好きなことを自由に楽しめる、こんな自分もいいじゃないかと思える、本来のご自分の力を発揮できる、そんなお手伝いをさせていただければと願っております。
代表 竹形 尚子
≪カウンセリングのご提供方法≫
□対面でのカウンセリング
札幌市JR「琴似」駅徒歩圏にカウンセリングルーム
□オンライン・カウンセリング
Zoomを用い全国を対象
≪このようなかたに≫
□抑うつ・不安
□適応障害
□強迫性障害
□自律神経失調、身体的な原因がないのに体の不調が長期に続いている
□PTSD
クリニックにかかるほどではないが、以下のような傾向を解消したいかた
□ハラスメント、いじめなどの経験を忘れられない。消化したい。
□忘れようとしても繰り返し思い出される「嫌な記憶」を解消したい。
□「ダメ人間」「どうせ失敗する」など、自然と浮かんでしまう「自分を否定する考え」をなくしたい。
□自己肯定感を高めたい。
□ある状況で、カーッとなり怒りすぎる。感情コントロールを身につけたい。
□不安が強すぎ、人付き合いを避けてしまう。不安を減らして、人と付き合いたい。
□ある状況で、まるで固まったように対応できなくなるのを、解消したい。
□「お仕事モード」ではテキパキしているが、プライベートでは疲れ果てぐったり。プライベートでも楽しめるようになりたい。
□なぜか、よいチャンスを見送ってしまったり、あまりよくない人間関係を選択してしまうくせを、解消したい。
□漠然とした「生きにくさ」感覚を解消したい。
どうぞお問い合わせください
1.
EMDR
世界保健機構(WHO)により、「PTSDの患者の心理的負担が最も少ない治療法」として推奨されている心理療法。ストレス反応・トラウマ反応など過去の出来事の影響を解消するため、PTSDに限らず、うつ病、不安障害、適応障害、自律神経失調等の他、日常的な「自信のなさ」「極端な恥ずかしさ」「繰り返される人間関係の問題」などにも、広く効果がみられます。
2.
ブレインスポッティング・その他の身体志向療法
EMDR以外にも、ブレインスポッティング(BSP)や、その他の生理学的基盤に基づいた身体志向セラピーも用います。自律神経の調整、スポーツのイップス等の解消も。
3.
認知行動療法
認知行動療法(CBT)では、症状が作られ維持されていく過程を、周囲の環境と、自分の「認知(頭のなかに浮かぶ考えやイメージ)」「行動」「気分・感情」「身体」などの相互作用としてとらえます。
悪循環に気づき、特に「認知」と「行動」に焦点づけてアプローチすることで、変化を生じさせる心 理療法です。
「窓をあける」では、特に強迫性障害には、CBTの一つである「曝露反応妨害法」をしっかり行うことが必要と考えます。
「窓をあける」の二つの意味
セラピールーム名「窓をあける」には、二つの意味が込められています。
◇一つ目は、「『耐性の窓』を拡げる」こと。
◇二つ目は、「社会や人との交流を回復する」ことです。
つらい出来事に遭遇し、それをうまく乗り越えられないときに、体にはストレス反応・トラウマ反応が生じます。自律神経系が些細な刺激も危険とみなして、過剰な反応をしてしまい、なかなか穏やかな状態に戻れなくなります。
「ちょっとしたことでカッとなり、感情がコントロールできない」
「なにもないのに、息苦しさ、動悸、過呼吸になってしまう」
「不安で、その場から逃げたくなる」
さらに「感情が麻痺して何も感じない、動けない」
「体に問題がないはずなのに、頭痛や腹痛を繰り返す」など。
これらは、『目の前に危険はないのに、自律神経系の警報スイッチが入ったまま』の状態といえるでしょう…
セラピスト紹介
竹形 尚子
(たけがた なおこ)
公認心理師・臨床心理士。
精神科病院・クリニックで心理士として25年以上の臨床経験があり、現在も勤務。日々、EMDRなどの心理療
法・カウンセリング、心理検査、各種疾患や発達障害の心理教育等に携わっています。
「人がトラウマを抱えつつ生きている」のも素晴らしいし、「トラウマが解消されて、内側から本来の知恵がこぼれる」のも素晴らしい、と最近思っております。